Z世代にエールを(佐藤隆先生)_20190817_134252

【8月定例勉強会のご報告】昨日は 佐藤隆 (さとうたかし)先生を講師に迎えて【「Z世代」に心からのエールを 〜若者たちの今を知り、コーチングの可能性を探る〜】というテーマで定例勉強会を行いました。

日時       2019.8.17(土)13:30~16:30
会場       東京エレクトロンホール 503教養室
テーマ   Z世代と呼ばれる若者たちの現状と希望
講師       佐藤隆先生(仙台⻘陵中等教育学校 教諭)

Z世代というのは1990年代後半に生まれた概ね24歳位までの若者たちで、生まれた時からスマホがあるなど、それ以前の若者とは一味違う世代です。生まれた時からスマホがあるため、デジタルネイティブとも呼ばれていますが、満たされて育ち、いまも満たされている充足感があるため、「コンフォートゾーンから出たがらない」そうです。
進路に関していえば、「親の反対を押し切ってまで希望の大学に行く」生徒さんは、今はほとんどいないというお話でした。少子化の影響で今は大学に入りやすくなっており、頑張って上を目指すのではなく「入れるところに入る」傾向が大きいとのこと。
そんな若者たちの能力を引き出すコツは「心理的安全性」を保つこと。安全・安定・安心の環境がキーワードです。

 

スライドショーには JavaScript が必要です。

▲佐藤先生が手にしているのは、この日ご持参いただいた仙台一高の記念のジャージ(いもジャー)。このジャージはいまや記念のグッズとなっていて、先生も一高から転任するときにいただいたそうです。
ほかにも、かつて赴任した高校の思い出話や生徒との関わり方のエピソードをたくさん伺いました。

Z世代にエールを(佐藤隆先生)_

▲先生は保健体育の先生であり、公立高校の各校で長い間バスケットボール部を指導してきた方なので、からだや姿勢や関節や筋肉のお話も非常に興味深く面白いです。
この日の後半は、股関節の重要性についても教えていただき、参加者一同で正しいスクワットを練習しました(笑)

先生は最後にZ世代の可能性を示唆し、NBAに行った八村塁選手や先の全英女子オープンを制した渋野日向子選手のように、Z世代の若者は、誰もがまさか?と思うようなことをあっさり成し遂げてしまう潜在能力があり、今後も世の中をあっと驚かせるようなすごい若者が出てくるのではないか?と述べて勉強会を締めくくっていただきました。

Z世代にエールを(佐藤隆先生)_opt_20190817_164009

(事務局:笹崎久美子)